日高ハルオ農園日誌

農家を公務員化しないと無理?

熊本の大きなみかん農家に見学に行ってきました。

売上も大きく、屋久島の農家の比ではないくらい。

 

 

園主は80代の方で哲学をもって仕事をしています。

できる人って自分の哲学をもっているもんなんですね。

いつかそういう風に思われる人になりたい。

 

 

だけど、問題を抱えていないわけではありませんでした。

それは、後継者がいないこと。

県や町は儲かる農業をすれば後継者は自ずと増える

という話をしますけど、実感からいくとそれは夢に近い。

少子化が慢性化して若手を各産業が奪い合う時代で

農業という分野はそれに乗り遅れているってことなんです。

すでに慢性病といってもいい問題になっています。

 

 

若い人が就職を考える時に安定性のプライオリティが高いので

ここのところ公務員という選択がものすごく人気となっています。

農業人口を増やしたいだけなら農家を公務員か準公務員にして

就職したら配属が農業課だったとか農業局だったとか

そんなノリでいけば増えるんじゃない?とか思ったり。

ま、長期的に見れば失敗するのは歴史が物語ってますけど。

 

 

 

農業は人が生きていく上で絶対に必要。

食事は嗜好品でもあって、文化と密接。そんなことは分かっていても

今は田舎にいてさえ思考と志向が都市型になっているので

田舎にいても農業を自分がやることはイメージできないし、

農業って仕事は遠い所にあるって感覚が一番多いかもしれません。

 

 

それは長年農家自身が農業はキツイ、しんどい、儲からないと

ネガティブイメージを発信し続けてきたことも一因と思います。

段々と農業が遠い職業になっていったんじゃないかな。

ポジティブに農業を発信する人が増えているので

以前よりは近いものになってくれていたらうれしいですね。

 

 

地元の子供たちへの教育というところに挑戦していますが

農業を将来の選択肢に入れるという壁はなかなか厚いです。

まだまだかかりそう。