ナカラセ農業ラボ

たんかんは将来有望なのか

屋久島の主力品種として絶賛売出し中なのが「たんかん」である。

ポンカンについで歴史がある柑橘で、ポンカンの価格低迷などにより栽培面積を伸ばしてきている。農家のほとんどが「たんかん≧ポンカン」だと口をそろえていっている。

では本当に将来性がある柑橘なのかどうか検証していきたいと思う。

DCF00248.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Q・たんかんの特徴は?・・・

たんかんは2月から旬を迎える柑橘で鹿児島県指宿以南で栽培されている。みずみずしくオレンジに似た濃厚さで人気の柑橘だ。

 

 

Q・栽培上の利点は?・・・

利点として挙げられるのは、露地の柑橘にしては高値で取引されている。暖かい地域でしか栽培できないのも要因となっているだろう。

 

 

Q・逆に欠点は?・・・

たんかんはむしろ欠点のほうが多い柑橘だ。まず、

1・収穫量に安定感がない。たんかんは隔年結果が顕著     で、収量が前年の半分になったり、樹によっては結果    しない年もあるくらいだ。

2・樹勢が弱く果実も傷つきやすい。

3・年によってヒヨドリの被害が尋常ではない。

掘り下げればまだ出てくるが大きく分けると上の三つになるだろう。

 

 

Q・将来性がある柑橘は?・・・

まず、大前提としてあげられるのは食味を除くと収穫量が多い品種つまり「豊産性」であると言うことだ。

収穫量が安定的にあれば単価が安くなってもある程度の収益が見込める。単価が高くても収穫量が少なければ経営をしていく上で見通しが立たない。

収穫量をカバーしようと栽培面積を広げると肥料や農薬人件費などコストがかさんでしまい本末転倒になってしまう可能性もある。

 

 

Q・じゃあどうすればいいの?・・・

屋久島では現在たんかんの栽培面積は増えている。それぞれの農家の経営なので間違っているとはいえないが、ある産地では、単価がいきなり前年の10/1になったという話も聞く。このようなことが屋久島でも起こる可能性は大いにあると思う。そういったリスクを分散するためにもポンカン・たんかん以外の品物を生産していかなければならないと思う。

 

ーーーーーーーー本日のまとめーーーーーーーーーーーー

新しい農業分野での特産品生産を島全体で取り組むべき。何かあってからでは遅い。

 

以上 ナカラセでした。