ヤクティブブログ

ボクたちの世代には宿命があるらしい。

数えるほどしかいない、屋久島の若手農家が集まった時に話すテーマがある。

それは、「屋久島という地域の農業の継続性」。

 

 

 

全世代参加型の農業関係の会に出るとわかるけど農業の中心が60代。

農業人口のってなると60~70代が中心になる。

50代ですら少ない。それより下の世代は推して知るべし。

島全体の農業規模を考えると10年後いや5年後でさえ

縮小してるだろうなっていうのがよく見えてくる。

 

 

 

屋久島の農業というのが縮小したらダメってことは別にないんだけど、

農業には「産地」というものがある。

この「産地」は非常に有効的なもの…というか、農業分野ではかなり大きなブランドになる。

リンゴなら青森、サクランボなら山形、みたいに、この地域はコレ!っていうのがブランド。

その地域のものかどうかで価値が変わったりする。

ボクだってあの地域のアレは食べたいとか思うし、逆にほかの地域のものを買おうと思わない。

それくらい農産物のイメージを左右する。

だから「産地化」に農業が躍起になるってわけだ。

 

 

 

たまたまにしても、農業というフィールドを選んだ以上、

せっかくの「産地」をなくしてしまうのはもったいないし、

なくなったら戦略の大幅な見直しが必要になって、これは時間と労力の大きなロスになる。

それがどんなにマイナーなものだとしても、ね。

じいちゃんたちの世代が戦後切り開いた屋久島の農業という産業を潰すのも農業を選んだ以上、

心情的に嫌だってのもある。

 

 

 

ボクたちの世代は戦後の第3世代ということになる。

第1世代から第2世代は「そのまんま」続けるのが正解だった。

農業経営のスタイルも、農場運営のシステムも。

いわゆる家族経営でやるのが常識だった。

まだ現役の第1世代がいて、その常識は続いている。

だけどボクたちの世代はそうはいかない世代になる。

 

 

 

答えなんかなくて自由にやるしかないんだけど、屋久島の農業をどう継続させるか?っていうのは

どうやらボクたちの世代の宿命みたい。

まあ、他の業界は1世代前にやってることだから、参考にしながら自由にやってみるつもりだけどね。