ヤクティブブログ

「やさしいたんかん」ってなんだ?

先日、県の農林普及センターを訪れた時のこと。

農園再生プロジェクトの今後についての話になった。

農園再生プロジェクトは耕作放棄地の解消をしながら4つの将来像にむかって進んでいくことを目指している。

http://nouensaisei.net/future.php

 

 

A 就農支援者支援

B 福祉農園

C 販路拡大

D 地域活性

農園再生プロジェクトだけでは達成が難しい面もあるので、YACTIVEを作って多面的に将来像に向かっていく予定。

 

 

出来た農産物のイメージ戦略はどうするの?

って聞かれて、ああ…まだ考えてなかったと反省。

今やっとインフラの整備が始まった所だったから、そこまで考えが及ばなかったよー。

 

 

担当普及員は「やさしい」ってイメージはどう?と提案してくれた。

屋久島農園再生プロジェクトの「やさしいたんかん」…

いい。すごくいい。これで行こう!と即決したんだけど、「やさしいたんかん」ってなんだろう?

多分、「やさしいたんかん」を始めとする「やさしい農産物」は「やさしい農園」で作った農産物ってことになるんだろう。

 

 

台風でどうせ何にもできないから考えてみた。

まず「やさしい」の対象者。

①消費者②生産者(作業者含む)③社会④経営者⑤環境

 

 

①消費者は、当然だよね。消費者にやさしいといえば価格?それとも無農薬?有機栽培??

 

 

③社会は将来就農者支援と福祉農園を作って障がい者とか高齢者の働く場所にしたいから多分やさしいと思う。

 

 

問題は②生産者(作業者含む)。

障がい者と高齢者に働いてもらうとなると、農園での作業をできるだけ簡単にしないといけない。

簡単にするということは重労働を減らすということでもある。

 

 

④経営者にやさしいというのはコストがかからないってことだ。

正直、経費に関しては他の農園よりかかるだろうなー。
それでいて働いてくれる人に給料を払えるだけの売上を確保していかないといけない。

そこは経営努力でなんとかするしかないんだけど。

 

 

⑤環境に関しては非常に難しい問題。

環境にやさしいってことの定義がよく分からないから。

自然に任せることがやさしいって意見もあるし、人の手を加えて生物多様性を維持することがやさしいって意見もある。

もっと言うと農村地域の場合、他の農園と協調して農業環境を維持することも環境にやさしいとも言える。

それは病気とか害虫の発生を抑えることにつながるから。

むしろ、農園再生プロジェクトはそのために始めたからね。

 

 

結局、全てのバランスを考慮して落とし所を探す他ない

ってことになるんだろうなー。

ヘタすると今の農園再生プロジェクトの見直しになるかもしれない。

プロジェクトの将来像を見直すんじゃなくて、農園の運営方法を見直すってことなんだけど。

それでも、「やさしい農園」は考えるだけの魅力はあるような気がする。

将来像の達成に有効ならそれでもいいや。