日高ハルオ農園日誌

思考モードのススメ。

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本当ならちょっと早いんですけど、夏芽の処理を始めました。

専門用語で言うと、夏秋梢(かしゅうしょう)と言います。

基本的には切らないでいきたいんですけど、かいよう病という病気がついてしまうので、切っていきます。

このかいよう病は毎年ついています。つかない方法があればいいんですけど、ウチの農園はどうもつきやすいみたいで、毎年の課題です。

 

 

農作業はなんでもそうですけど、やっているとモードに入りやすいです。

モードというのは、自分用語で思考モードの略です。作業で体が動きながら頭が違う事を考えだす状態のことを呼んでいます。

今までの企画の大半はこのようなモードの時に出来ています。

お風呂に入ったり、人と話をしていても入ることはありますけど。

 

 

大半の人はこの状態で考え事をしていると思いますけど、もしかしたら経験したこと無いって人もいるかもしれないので、ボクなりのコツを書いてみようと思います。

まず、無心になっている時のほうがモードに入りやすいです。

単純作業を繰り返すとか、ただ散歩している時は入りやすい。

ボクがモードに入る練習をしたのは小学校高学年から中学生の頃でした。

妄想癖が元々あって、自分の頭の中で物語やその設定を考えるのが当時の趣味でした。それはファンタジーだったり、SFだったるするわけなんですが、今で言う中二病の時だったんでしょうね。

屋久島はすごく身近に自然があります。山を切りひり開いた農道周辺は森になっています。

その農道を何時間も歩きながら、妄想を重ねていました。

すると、気がつけば数時間経っているなんてこともありました。

完全に自分の世界ですね。

周りの音は消え、目の前の風景でさえも虚ろな状態になります。

目には景色が写っているんですが、同時に別の映像文字も目の前に繰り広げられているわけです。

何時間も山の農道をほっつき歩いている小中学生なんて、今思えば変ですね。変な子供だったから仕方ありませんけど。

 

 

今はこの状態が農作業で単純作業をしている時に起きやすいです。

流石に年季が入ってこなれているので、現実の目の前のことは子供の頃に比べるとはっきりと分かっています。じゃないと危ないしね。

実は、モードの状態のほうが仕事がはかどったりするんですけど。

 

 

モードの時にアイデアが閃いたり、考えがまとまったりするんですが、大切なのは元々頭の片隅にあったものが掘り起こされるという感覚です。

簡単に言うと、考えてはいたんだけど答えが出ていなかったことが、ふと「あ!」って感じで閃くってことです。

人間の脳は良く出来ているって言いますけど、多分一度考えたことって頭の片隅に残っていて、無意識に考えていたりするそうです。

島に帰ってくる前に熊本の師匠から教わりました。

確かにその通りだと最近実感しています。

 

 

人と話したりラジオ聞いたり、テレビ見たり、本読んでいる時にヒントになるワードが出てくると、それが刺激になってモードに入ったりすることもあります。

掘り起こされやすい状態になるんでしょうね。

否応なしに入ることがあるので、話している人からは「話し聞いている?」と思われることがあるので気をつけなければなりませんが。

幸い周りの人は分かってくれているので、その状態になると諦めてほっといてくれる事が多いですけども。

 

 

考え事をしたり、アイデアを捻りだしたりする時に便利だったりするので、まだモードに入ったことの無い方は是非試してみてくださいね。