日高ハルオ農園日誌

心理的な壁を超えるって難しい。

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父にアドバイスされて、顕微鏡を使って葉っぱの健康診断。

今日チェックしたところは問題なし。ホッとしました。

遅いミカンハダニが発生しているのでドキドキです。

農園の再生をはじめて4年目になります。

が、木はまだまだ弱った状態です。

完全復帰までまだ数年はかかりそうです。

 

 

先週、屋久島町とのミーティングがありました。

地方創生のグランドデザインを作るにあたり、

基幹産業のひとつの農業に携わっている

若手農家に話を聞きたいという趣旨でした。

町の担当者とコンサルタントの人との会合でした。

 

 

ボクは農家で企画屋なので、地方創生と関係なく

農園再生や自立支援サークル、後継者育成など

やりたいと思ったことを企画化して勝手にやっています。

だけど、普通の若手農家はそういうわけにはいきません。

ほとんどが親と一緒に農業をやっていて、

経営者ではあるものの、インセンティブを取れないのが

実態であることが多いです。

 

 

現在の経営としては問題ないというか

勝手にやってるボクなんかよりずっと経営状態はよくて

新参者が口をはさむ余地はなかったりします。

だけど、問題は今後だと思っています。

 

 

屋久島の農家はJAや市場への出荷の他に

個人的に顧客をもっていて販路の複合化をしています。

だけど、それは親の代、場合によっては祖父母の代からの

継続的な顧客がほとんどです。

顧客の高齢化はすでにかなり進んでいます。

先細りなのは確実なわけです。

 

 

JAも統合が予測されていて、農業県の鹿児島で

経済規模の小さな屋久島の農業がこれまで通りに

取り扱われるとは思いにくい状況になってきます。

農家の高齢化と継承者の不足が著しい状況で

生産規模、出荷量が小さくなっていく屋久島の

青果市場での注目度も下がっていくかもしれません。

 

 

そうなると、生き残りをかけて経営の転換が必要になります。

だけど、それが難しいとみんな考えているわけですね。

勝手にやってみての感想としては、打たれることもなく

干渉されることもないので、のびのびと出来ています。

 

 

どちらかというと、問題は心理的障壁にあるようです。

定石や常識を外れて考えることができないということです。

これまでのやり方を変えられないってことになります。

変えることを悪いことだって考えてしまうんですね。

おそらく、どうしてもリスクが伴うからでしょう。

そんな冒険をしてもし失敗したらどうするか。

冒険しなくたってどうせジリ貧なんですけどね。

でも、そこを超えることがなかなか出来ない。

 

 

そこを後押しできるような政策を地方創生で

デザインできたら屋久島の未来は明るいかもしれません。

今をどうするかよりも、将来をどうするか、

未来の屋久島がどうなってるかを夢見られる

グランドデザインができたら楽しいですね。